マウンテンサイクリング㏌乗鞍2019
■順位 20位
■タイム 58分59秒736
昨日は22時半ごろに寝て、自然と3時15分に目が覚める。眠気はなくて、まあまあ快眠。昨年は入賞していないので、スタートの場所取りが必要になる。チャンピオンクラスは300人以上いるらしいので、やはり前の方で陣取りたい。早めに行って、前方の場所取りしようと行動開始。7時スタートなので、4時に朝ご飯。おにぎり二つとメロンパン。5時前にはホテルを出て、バイクセッティングして、試走をする。スタート地点から国民休暇村まで1本。サドルが高い気がして、2ミリ下げる。亀風応援隊と記念撮影して、いよいよ出発。

下山時に森本さんとスライド。アップをもう少ししたいけど、整列もそろそろ始まるかと兼ね合いが難しいが整列優先。2列目をゲット。チャンピオンクラスだけバイク並べるのが早い。

変態クライマーさんやY澤さんと雑談して過ごす。始めのうちは寒くて心配だったが日差しが出てくると暖かくなってきて、寒さの問題なくなった。ジャージはサンボルトのクライマースーツ。軽くて、着心地が良くて最高。「何も着ていないかのよう」とキャッチコピーで聞くことがあるけど、これはまさにそこに近づいてきた1枚。さすがに着ている感はありますが、その中でも何も着ていない状態に近くなってきている。サンボルトの橋本社長もスタート地点に来ていて、クライマースーツの素晴らしさのお礼を直接お伝えできてよかった。

1時間もスタート待つのはくたびれるかと思ったが、思いのほか知り合いの方にお会いできて、あっという間。台湾からの招待選手のワン・インチー選手からも声をかけていただき、意外に台湾でも知られる存在になってきたのか?!(*´v`) スタート整列で隣になった渡辺選手がご家族連れてきていたので、子育てしながら如何に練習時間を確保するかとアドバイスを聞きながら、いよいよスタート時間1分前。美ヶ原でクリートキャッチに失敗したので、そこだけが気がかりだったが、落ち着いてやったら一発で成功。ちょっとしたドキドキ感を味わう。今はLOOKなのだが、やっぱりスピードプレイが好きだなと思っていたり。集団の前の方には常にいるようにしようと心がける。思っていたよりもペースが速くて、落ち着かない。前で兼松選手や田中選手が走っているのが見えた。タイプ的にいつも後方に控える二人が前を走っていたので、今日は勝負はしないのだと悟る。と同時に乗鞍からは卒業してしまったのかと寂しさも感じる。それは他人事でなく、自分の目の前にあることでもあるから。例年は緩く感じた三本滝までで足が消耗しているのがわかる。このペースで最後まではいけないだろうと気づき始めていて、今日はないなと感じる。かといって適当なところで切れる戦術も考えていないし、このまま身を任せるかと集団のペースで走る。
三本滝の給水所。ボトルは持ってないので、水を取りに行くが、受け取りに失敗し飲めず。ここで精神的にダメージを負ってしまい、前と少し間を作ってしまう。ここでも先頭のペースが速くて、追いかけるのに足を使う。そこから数分で急に踏むのが疲れてしまい、遅れ始める。そのまま10人以上に抜かれて、あっという間に置いていかれる。ほんの1分ぐらいの出来事。足の疲労度からして、レースが終わったなと感じてしまった。近くに矢部選手がいたので、そこに付かせてもらい一緒に走る。美ヶ原の時と同じ状況。あの時は寒さで足が動かなかったけど、今日は言い訳もない。単純に弱かった。美ヶ原と乗鞍の状況を見れば、単純に弱くなったということ。それは受け入れないといけない。集団に残る足もないし、根性もなかった。
糸の切れた風船のように漂うように走る。後ろからmatさんと齊藤くんに追いつかれる。matさんの息づかいを聞いて、自分の呼吸が全く乱れていないことに気づかされる。全然追い込めてない。たぶん、この中で一番フィジカル的に余裕があるのが僕だとも思ったが、一番力を出せていない選手とも言える。上げるかと思うが気持ちが3秒しか続かず、何のために上げるのか意味を見出せなかった。そのうち矢部さんや齊藤くんからも遅れ、キツイ訳でもないが遅れた。ミヤケンさんも猛然と追い上げてきて、あっさり抜かれ。もうサイクリングにしかなっていないかった。残り2キロ。亀風の皆さんが応援に来ているのに、こんな不甲斐ない走りになってしまい、申し訳ない思いで応援バス付近を通過。

残り1キロ。少し前に矢部さん、その数十メートル先にミヤケンさん。この二人に負けてはいけない。言い訳がない。長年お二人は僕の目標だった。だから、ここで負けるわけにはいかない。「お前は何をしているか」背中でそう言われているような気がした。矢部さんをかわして、ミヤケンさんを追いかける。残り距離が少なくなる。ゴール前はコーンで狭まるけど、絶対に抜ける。幸い足はフレッシュだった。ゴール手前5mくらいのところでミヤケンさんを抜く。そして、ゴール。
『乗鞍チャンピオンクラス入賞への挑戦』という章があるとすれば、これで終わったかなと思った。悔し涙なのか、寂しさからなのか分からないけど、一つ終わったんだろうなとその時は思った。ミヤケンさんから声をかけられたが、感情が抑えられなくなりそうで反応できませんでした。すみません(;д;) あの後、ちゃんとお話すればよかった。今、すごい後悔してます。また、すぐどこかでお会いできると思うけど。
今年は乗鞍への気持ちがなかった。どこを目指すのか、何がしたいのか。走る意味を見出すことが最後まで出来なかった。特別なことは何もしていないし、特別な想いもなかった。普通に走れば、こんな結果になるだろうという予測がそのまま結果になった。あっさり切れた自分に幻滅もするし、そこに思いがなくなっている自分をどう対処したらいいのかも分かっていない。

13時ごろにはホテルを出発して、21時過ぎに帰宅。乗鞍は遠い。途中、お腹空いただの、おしっこしたいだの(笑) 移動だけで1日が終わってしまう。家族全員から来年は乗鞍じゃないところがいいと言われ、潮時なのかといろいろボディブローのように効いてくる。まったくもって暗いブログになってしまったが、人生こんな日もあるだろう。
■タイム 58分59秒736
昨日は22時半ごろに寝て、自然と3時15分に目が覚める。眠気はなくて、まあまあ快眠。昨年は入賞していないので、スタートの場所取りが必要になる。チャンピオンクラスは300人以上いるらしいので、やはり前の方で陣取りたい。早めに行って、前方の場所取りしようと行動開始。7時スタートなので、4時に朝ご飯。おにぎり二つとメロンパン。5時前にはホテルを出て、バイクセッティングして、試走をする。スタート地点から国民休暇村まで1本。サドルが高い気がして、2ミリ下げる。亀風応援隊と記念撮影して、いよいよ出発。

下山時に森本さんとスライド。アップをもう少ししたいけど、整列もそろそろ始まるかと兼ね合いが難しいが整列優先。2列目をゲット。チャンピオンクラスだけバイク並べるのが早い。

変態クライマーさんやY澤さんと雑談して過ごす。始めのうちは寒くて心配だったが日差しが出てくると暖かくなってきて、寒さの問題なくなった。ジャージはサンボルトのクライマースーツ。軽くて、着心地が良くて最高。「何も着ていないかのよう」とキャッチコピーで聞くことがあるけど、これはまさにそこに近づいてきた1枚。さすがに着ている感はありますが、その中でも何も着ていない状態に近くなってきている。サンボルトの橋本社長もスタート地点に来ていて、クライマースーツの素晴らしさのお礼を直接お伝えできてよかった。

1時間もスタート待つのはくたびれるかと思ったが、思いのほか知り合いの方にお会いできて、あっという間。台湾からの招待選手のワン・インチー選手からも声をかけていただき、意外に台湾でも知られる存在になってきたのか?!(*´v`) スタート整列で隣になった渡辺選手がご家族連れてきていたので、子育てしながら如何に練習時間を確保するかとアドバイスを聞きながら、いよいよスタート時間1分前。美ヶ原でクリートキャッチに失敗したので、そこだけが気がかりだったが、落ち着いてやったら一発で成功。ちょっとしたドキドキ感を味わう。今はLOOKなのだが、やっぱりスピードプレイが好きだなと思っていたり。集団の前の方には常にいるようにしようと心がける。思っていたよりもペースが速くて、落ち着かない。前で兼松選手や田中選手が走っているのが見えた。タイプ的にいつも後方に控える二人が前を走っていたので、今日は勝負はしないのだと悟る。と同時に乗鞍からは卒業してしまったのかと寂しさも感じる。それは他人事でなく、自分の目の前にあることでもあるから。例年は緩く感じた三本滝までで足が消耗しているのがわかる。このペースで最後まではいけないだろうと気づき始めていて、今日はないなと感じる。かといって適当なところで切れる戦術も考えていないし、このまま身を任せるかと集団のペースで走る。
三本滝の給水所。ボトルは持ってないので、水を取りに行くが、受け取りに失敗し飲めず。ここで精神的にダメージを負ってしまい、前と少し間を作ってしまう。ここでも先頭のペースが速くて、追いかけるのに足を使う。そこから数分で急に踏むのが疲れてしまい、遅れ始める。そのまま10人以上に抜かれて、あっという間に置いていかれる。ほんの1分ぐらいの出来事。足の疲労度からして、レースが終わったなと感じてしまった。近くに矢部選手がいたので、そこに付かせてもらい一緒に走る。美ヶ原の時と同じ状況。あの時は寒さで足が動かなかったけど、今日は言い訳もない。単純に弱かった。美ヶ原と乗鞍の状況を見れば、単純に弱くなったということ。それは受け入れないといけない。集団に残る足もないし、根性もなかった。
糸の切れた風船のように漂うように走る。後ろからmatさんと齊藤くんに追いつかれる。matさんの息づかいを聞いて、自分の呼吸が全く乱れていないことに気づかされる。全然追い込めてない。たぶん、この中で一番フィジカル的に余裕があるのが僕だとも思ったが、一番力を出せていない選手とも言える。上げるかと思うが気持ちが3秒しか続かず、何のために上げるのか意味を見出せなかった。そのうち矢部さんや齊藤くんからも遅れ、キツイ訳でもないが遅れた。ミヤケンさんも猛然と追い上げてきて、あっさり抜かれ。もうサイクリングにしかなっていないかった。残り2キロ。亀風の皆さんが応援に来ているのに、こんな不甲斐ない走りになってしまい、申し訳ない思いで応援バス付近を通過。

残り1キロ。少し前に矢部さん、その数十メートル先にミヤケンさん。この二人に負けてはいけない。言い訳がない。長年お二人は僕の目標だった。だから、ここで負けるわけにはいかない。「お前は何をしているか」背中でそう言われているような気がした。矢部さんをかわして、ミヤケンさんを追いかける。残り距離が少なくなる。ゴール前はコーンで狭まるけど、絶対に抜ける。幸い足はフレッシュだった。ゴール手前5mくらいのところでミヤケンさんを抜く。そして、ゴール。
『乗鞍チャンピオンクラス入賞への挑戦』という章があるとすれば、これで終わったかなと思った。悔し涙なのか、寂しさからなのか分からないけど、一つ終わったんだろうなとその時は思った。ミヤケンさんから声をかけられたが、感情が抑えられなくなりそうで反応できませんでした。すみません(;д;) あの後、ちゃんとお話すればよかった。今、すごい後悔してます。また、すぐどこかでお会いできると思うけど。
今年は乗鞍への気持ちがなかった。どこを目指すのか、何がしたいのか。走る意味を見出すことが最後まで出来なかった。特別なことは何もしていないし、特別な想いもなかった。普通に走れば、こんな結果になるだろうという予測がそのまま結果になった。あっさり切れた自分に幻滅もするし、そこに思いがなくなっている自分をどう対処したらいいのかも分かっていない。

13時ごろにはホテルを出発して、21時過ぎに帰宅。乗鞍は遠い。途中、お腹空いただの、おしっこしたいだの(笑) 移動だけで1日が終わってしまう。家族全員から来年は乗鞍じゃないところがいいと言われ、潮時なのかといろいろボディブローのように効いてくる。まったくもって暗いブログになってしまったが、人生こんな日もあるだろう。
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2019-08-25(Sun)
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お疲れ様です!
乗鞍お疲れ様でした!ひとりひとりのドラマがあって本当に素晴らしさを実感できました。自分も色々ありますがまだまだ背中を追いかけさせてください!
Re: お疲れ様です!
>星さん
ありがとうございます。色々ありますが、それも含めてホビーレースなので、これからも頑張りたいと思います。
ありがとうございます。色々ありますが、それも含めてホビーレースなので、これからも頑張りたいと思います。
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